自分を操る超集中力/メンタリストDaiGo
今年読んだ実用書の中で今のところダントツ1位。
良書でした。
実用書には二種類あると思ってて、
「ムカつく本」と「ムカつかない本」。
ムカつく本の特徴としては自分の経験と主観のゴリ押しであること。
実用書は、著者が自分の経験に基づいて良いと思われる思想をお勧めするものなので、ある程度仕方がないとは思うんだけど、
客観的な裏付けがないと、読み手の感覚と齟齬が生じたときに説得力が弱くて、拒否反応を与えてしまう。
あと、やたらと熱血な感じで感情的に書かれてるのも苦手。これも読み手との間に温度差を生じさせてしまう。
この本はほとんど客観的なデータに基づいて冷静かつ説得的に書かれているので、
すごく素直に内容が頭に入ってきました。
あと、実用書をわかりやすくするために目を引くトピックを立てることの弊害として、断片的になりがちで情報が散漫になってしまって最後まで読ませる力に欠けるってことがあると思うんだけど、
この本はわかりやすいトピックがある一方でしっかり系統づけられていて、最後まで面白く読めた。
一読したあとにトピックにあたって内容を確認するっていうような目次の使い方ができたし、一冊の本である必要性が感じられてとてもよかった。
本としての完成度の話に終始してしまったけど、もちろん内容もとっても充実していて、早速わたしも実践しようと思い、こんな感じで軽くノートにまとめてみました。
もっとも重要なのは前頭葉のウィルパワーを増やすことと節約すること。
不要な決断を減らしていこうと思ったすいかでした。